モルモット貸し出し事業(ホスティング)について
Guinea pig hosting business
はじめに
鳥インフルエンザの流行以降学校での動物の動物飼育が減少していると言われています。
また教育環境の変化や「働き方改革」などにより教職員が動物飼育の世話に時間を使うことが難しくなっています。
一方学習指導要領に動物の飼育が明記されたため手間のかからない亀や魚類、ダンゴムシなどの虫類は飼育されるものの、鳥類・ほ乳類の飼育数の減少が著しいのが現状です。
またウサギ等が飼育されている学校でも一部の生徒がふれあうのみで命ある教材として充分に教育の現場で活用されていない場合が多いと感じています。
(公社)愛知県獣医師会では動物に愛情を持って接し育て守る経験は命を実感し愛おしむ心を育てる何物にも代えがたい教材だと考えています。そこで、教職員の負担軽減と、子供達が身近に動物とふれあう経験が出来るよう、獣医師が全面的にバックアップして一定期間モルモットを飼育設備と共に貸与する事業を行います。
これはレンタルペットのようなお手軽に動物とのふれ合いを楽しむという事とは異なり、一定期間であってもエサをやり、清掃をし、体調管理に気を配り、生き物を責任もって世話をするという体験を子供達にしてもらうためのものです。
今回のこの事業はモデルケースとして2020年度から2022年度までの3年間で終了を予定しています。
※新型コロナウイルス感染症の影響で事業の開始時期が送れましたので、終了時期を1年間延期し、2023年度までとします。
現在のモルモットちゃんが、どこにいるかは、「モルモット通信」をご覧下さい。
病原菌のないクリーンな部屋で繁殖したモルモット
飼育に必要な物も一式揃ってるので、安心して導入できます
事業詳細
- モルモット一匹を一定期間学校に貸し出す。基本的には1学期間を1単位とし、1年間で終了する。なお希望のある場合は1ヶ月間を最低貸与期間とする。貸与する動物は動物病院で一定期間飼育され健康が確認されたモルモットとする。
- 長期休暇中は獣医師が預かることもできる。土日や祝日による連休は学校で飼育する。
- アレルギーの児童等、飼育の継続に問題が生じた場合は速やかにモルモットを引き取る。
- 動物が病気になった場合は獣医師が無償で治療をする。
- 1年間終了し学校が希望する場合はモルモットの無償譲渡も可能とする。この場合のその後の取り扱いは一般の学校飼育動物と同様とする。
- 貸与前に一定期間の飼育が可能かどうか学校と詳細に打ち合わせをする。
- 導入時、獣医師による飼い方教室等を実施する
- 導入前、終了後に児童、教職員へのアンケート調査をお願いする。
- 学校内、児童の自宅へのホームステイ中いかなる原因で死亡してもその責任は問わない。
- もし飼育途中にモルモットが死亡した場合は獣医師が子供達に死亡について説明をする。
- 児童が、モルモットに噛まれるなどのケガをしても獣医師会は責任を取りません。
申し込み後のながれ
- 飼育場所の確認をします。モルモットの飼育場所は、教室、廊下など暑すぎたり寒すぎない室内でお願いします。
- 飼育前の打ち合わせをして、飼育の心得等を説明します。
モルモットについて
モルモットはとても臆病な動物です。近くで大声を出したり、走り回ったりするとビックリしてしまいます。お世話の時やさわるときはやさしくしてあげてください。
モルモットはきれい好きな動物です。とてもたくさんのうんちやおしっこをします。おそうじは毎日してあげてください。
モルモットはたくさん食べる動物です。牧草などはいつもあるようにして下さい。毎日新鮮な食べ物をあげるようにして下さい。
モルモットはよく鳴く動物です。ビックリしたとき、甘えるとき、エサがほしいとき、いろいろななき声を出します。モルモットが何を言いたいのかよく聞いてあげて下さい。
申込方法
モルモットのホスティング飼育申込用紙2024年度[PDF;135KB]にご記入のうえ、FAXでお申し込みください。また、申込時は、モルモットホスティング飼育を希望する学校へのお願い[PDF;139KB]のご確認もお願いいたします。