野鳥や獣類を見つけたとき?

   When you find wild birds and beasts?

弱っている野鳥や獣類を見つけたときは?

 
 野生の生き物は自然のままにしておくのが、愛知県の基本方針です。野生の生き物が病気や怪我で弱っていると、可哀想でなにかできる事はないかと思いますよね。しかし、それも自然の中での出来事であり、私たちは見守り、「自然のままに」にしておく事も1つの考えです。自然の中では、弱った野生動物たちを食べて生きている動物たちもいます。そして、弱ってしまった動物たちも、昆虫などを食べなければ育つことができません。地球上では、人を含めて、動物や植物、昆虫などの様々な生物が、お互いに繋がり合いながら生きているからです。
 絶滅のおそれのあるオオタカなどの稀少な鳥類は、生物多様性の保全を推進するため、愛知県が保護をしています。動けない猛禽類などを見つけましたら、下記の問い合わせ先までご連絡ください。

2024年10月4日より、愛知県の傷病鳥の保護や治療の受入を制限しています。環境省の定める検査優先種1および2に該当する鳥類の受入は一時停止しています。

 詳細は、「【一般の方へ】愛知県内の野鳥の保護および指導について:受入鳥種の一部制限」(2024年10月9日)をご覧下さい。

  

ヒナを拾わないで

 
 巣立ちビナは、しばらく親鳥と一緒に暮らしながら、餌の採り方や飛び方、外敵からの身の守り方等を学びながら成長していきます。この時に、うまく飛べずに地面で休憩していたり、親鳥が運んでくる餌を地面で待っていることもあります。世話をしている親鳥が近くで見ていて、人間がいなくなるのを待っています。
 外傷のない巣立ちビナを保護することは、親子を引き離すことになるため、速やかに元の場所に戻してください。なお、自動車や猫などの動物が心配な時は、近くの茂みや街路樹などの安全な場所に移してあげて下さい。親鳥はヒナの声で、元の場所と変わっても気が付きます。
 

どうしてもほっておけない場合には

 
 まず、下記に記載の問合せ先までお問い合わせ下さい。お近くの野鳥を保護指導している動物病院を紹介します。動物病院への保護した動物の持ち込みや治療費は、保護された方の負担となります。
 治療後の野鳥は、自然に戻すことが必要です。野生復帰が見込めない場合などは、保護指導した獣医師の紹介により施設に持ち込むこともできます。
なお、獣類は愛知県には保養または飼養する施設がないため、保護した場所またはその周辺に戻して下さい。
 野鳥や獣類は、鳥獣保護法(正式には、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」)によって保護されています。国や県の許可なく捕まえることは法律違反となってしまいます。野鳥を保護した時は、必ず下記に記載の問合せ先にご連絡ください。
 

一時的に保護する場合に注意して頂きたいこと

 
 紹介された動物病院へは、事前に連絡の上、持ち込んで下さい。動物病院での治療費は、病院によって様々です。治療費は、持ち込まれた保護者の方の負担となります。
 保護された野鳥や獣類は、必ずしも動物病院で引き取ってくれるわけではありません。保護者の方が自宅で治療を継続する場合には、「短期保護飼養の連絡票」を愛知県に提出する必要がありますので、ご了承ください。
  

 問い合わせ先

 

 
詳しくは、愛知県が作成した「 弱っている野鳥や獣類を見つけたら?!」[PDF;455KB]をご覧ください。