野鳥や獣類を見つけたとき?

   When you find wild birds and beasts?

弱っている野鳥や獣類を見つけたときは?

 
 野生の生き物は自然のままにしておくのが、愛知県の基本方針です。野生の生き物が病気や怪我で弱っていると、可哀想でなにかできる事はないかと思いますよね。しかし、それも自然の中での出来事であり、私たちは見守り、「自然のままに」にしておく事も1つの考えです。自然の中では、弱った野生動物たちを食べて生きている動物たちもいます。そして、弱ってしまった動物たちも、昆虫などを食べなければ育つことができません。地球上では、人を含めて、動物や植物、昆虫などの様々な生物が、お互いに繋がり合いながら生きているからです。
 絶滅のおそれのあるオオタカなどの稀少な鳥類は、生物多様性の保全を推進するため、愛知県が保護をしています。動けない猛禽類などを見つけましたら、下記の問い合わせ先までご連絡ください。

2024年2月22日より、愛知県内の一部が野鳥監視重点区域に指定されたため、愛知県の傷病鳥の保護や治療の受入を一時停止しました。ただし、愛知県が定める絶滅の可能性のある稀少鳥種および天然記念物は受入可能です。
 詳細は、「【一般の方へ】愛知県内の野鳥の保護および指導について:受入の一時停止」(2024年2月22日)をご覧下さい。

  

ヒナを拾わないで

 
 巣立ちビナは、しばらく親鳥と一緒に暮らしながら、餌の採り方や飛び方、外敵からの身の守り方等を学びながら成長していきます。この時に、うまく飛べずに地面で休憩していたり、親鳥が運んでくる餌を地面で待っていることもあります。世話をしている親鳥が近くで見ていて、人間がいなくなるのを待っています。
 外傷のない巣立ちビナを保護することは、親子を引き離すことになるため、速やかに元の場所に戻してください。なお、自動車や猫などの動物が心配な時は、近くの茂みや街路樹などの安全な場所に移してあげて下さい。親鳥はヒナの声で、元の場所と変わっても気が付きます。
 

どうしてもほっておけない場合には

 
 まず、下記に記載の問合せ先までお問い合わせ下さい。お近くの野鳥を保護指導している動物病院を紹介します。動物病院への保護した動物の持ち込みや治療費は、保護された方の負担となります。
 治療後の野鳥は、自然に戻すことが必要です。野生復帰が見込めない場合などは、保護指導した獣医師の紹介により施設に持ち込むこともできます。
なお、獣類は愛知県には保養または飼養する施設がないため、保護した場所またはその周辺に戻して下さい。
 野鳥や獣類は、鳥獣保護法(正式には、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」)によって保護されています。国や県の許可なく捕まえることは法律違反となってしまいます。野鳥を保護した時は、必ず下記に記載の問合せ先にご連絡ください。
 

一時的に保護する場合に注意して頂きたいこと

 
 紹介された動物病院へは、事前に連絡の上、持ち込んで下さい。動物病院での治療費は、病院によって様々です。治療費は、持ち込まれた保護者の方の負担となります。
 保護された野鳥や獣類は、必ずしも動物病院で引き取ってくれるわけではありません。保護者の方が自宅で治療を継続する場合には、「短期保護飼養の連絡票」を愛知県に提出する必要がありますので、ご了承ください。
  

 問い合わせ先

 
 

 
詳しくは、愛知県が作成した「 弱っている野鳥や獣類を見つけたら?![PDF;243KB]をご覧ください。